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【6月号】NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地をめぐる散策コース 第3弾!
~鎌倉市~

【トータル歩数】
9529
【消費カロリー】
274キロカロリー

※歩数と消費カロリーは、目安です。

①10:00 「鎌倉駅」東口から、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地をめぐる散策コースへ出発!

今回の「かながわらく楽ウォーキング」は、古都・鎌倉を訪れます。

「鎌倉駅」東口からスタートし、自然、歴史、グルメを満喫しながら、
現在NHKで放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地をめぐる散策コースへ出発です!

 

★「鎌倉駅」は、JR横須賀線・湘南新宿ラインや江ノ電が乗り入れる接続駅です。
東口には、観光名所の「小町通り」もあり多くの観光客で賑わっています。

②10:05 「鎌倉駅」を出発したら、鶴岡八幡宮方面へ。「二の鳥居」をくぐり参道を散策します!(①「鎌倉駅」から徒歩約3分)

鎌倉駅東口を出発し、鶴岡八幡宮の「二の鳥居」をくぐり、参道である「段葛(だんかずら)」へ向かいます。
この日はお天気も良く、鮮やかな緑の木々を眺めながら、ゆったり散策を楽しみました!

段葛は、養和2年(1182年2)、源頼朝の妻・政子が長男を授かった際、安産祈願のために築かれたといわれています。
その長男は、のちの鎌倉幕府 2代征夷大将軍・源頼家です。

お散歩を楽しむマメ知識
この場所は、今の時期も緑豊かでとても綺麗ですが、桜の名所としても知られる鎌倉の人気スポットです。

③10:20  鎌倉時代に活躍した、知勇兼備の武将「畠山重忠」にゆかりのスポットへ!(①「鎌倉駅」から徒歩約19分)

鶴岡八幡宮前を右に曲がり最初の路地を左へ進むと、石碑が見えてきます。
鶴岡八幡宮の東側にある「畠山重忠邸址」の石碑です。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地をめぐる散策の第1弾・第2弾でもご紹介した畠山重忠は、
平安時代末期から鎌倉時代にかけて活躍した武将で、鎌倉幕府の設立に大きな功績を果たしました。
源平合戦の一つ「一の谷の戦い」や「屋島の戦い」では、畠山重忠は源義経らと共に戦いその後の奥州征伐でも源氏の勝利に貢献しました。

その畠山重忠の邸宅の場所については、「鶴岡八幡宮の東側に建てられていた」と当時の歴史書「吾妻鑑(あずまかがみ)」にも記されています。

④10:45  鎌倉時代に創建された「梶原景時」ゆかりの歴史あるお寺へ!(③「畠山重忠邸址」から徒歩約15分)

続いては、畠山重忠邸址の石碑から、
鶴岡八幡宮前を通り、JR北鎌倉駅方面へ向かいます。

鎌倉五山第一位、臨済宗 建長寺は、鎌倉時代に創建された歴史あるお寺で
正式には巨福山建長興国禅寺(こふくさんけんちょうこうこくぜんじ)と称されています。

総門をくぐり、境内を進んでいくと…
東日本最大の規模を誇るといわれる、迫力のある大きな三門が見えてきます。
建長寺の三門は、国の重要文化財に指定されています。

この三門では、毎年7月15日に施餓鬼会(せがきえ)といわれる儀式が行われています。
これは、鎌倉幕府の重要どころを任された、武将・梶原景時の菩提供養のためと伝えられています。

鎌倉幕府の2代執権 北条義時以来、北条家の所領となったこの場所に5代執権 北条時頼が創建した建長寺。

厳かな雰囲気の中、当時の様子に想いを馳せながら建長寺の境内を散策しました。

お散歩を楽しむマメ知識
建長寺 三門の言い伝え

建長寺が創建されたばかりの頃、施餓鬼会を終えた時、一人の武者が現れました。 その武者は会が終わったことを聞くと残念そうに戻っていこうとしました。 建長寺を開山した蘭渓道隆がその武者を呼び止め、再び施餓鬼会を執り行ったところ 武者は自分が梶原景時の霊であると告げ、感謝の言葉を残し去っていったと伝えられています。 それ以来、建長寺では7月15日の午前中に「三門施餓鬼」を、午後に「梶原施餓鬼」を執り行ってきたといいます。

⑤11:30 建長寺直伝の絶品料理が堪能できる「点心庵」へ!(④「建長寺」からすぐ)

続いては、建長寺の前にあるお食事処「点心庵」でお店おすすめの逸品をいただきます♪

まずは「伝承建長汁(けんちん汁)」をいただきました!
点心庵のけんちん汁は、建長寺直伝のレシピでつくる昔ながらの味です。

うまみがぎゅっと詰まった汁に、野菜もシャキシャキで具沢山!
野菜によって茹でる時間を変えたり、無駄のないように皮までも全て使っているそうです。

そして、点心庵おすすめのデザート「鎌倉はちみつプリン」もいただきました。

器も素敵な鎌倉はちみつプリン。
しっかりとした固めのプリンのようですが・・・食べてみると、とてもなめらか!
蜂蜜の風味もあとから口の中に広がります。

どちらもとっても美味しい逸品です♪

★点心庵 http://tenshin-an.com/
営業時間:午前11時~夕方4時
定休日:月曜日

お散歩を楽しむマメ知識
けんちん汁の由来

けんちん汁は、鎌倉時代、建長寺の開山であった蘭渓道隆が初めて作ったと伝えられ、 当初は、建長汁(けんちょうじる)と呼ばれていました。 その建長汁がなまって、けんちん汁と呼ばれるようになったと言われています。

⑤12:30 源頼朝の娘「大姫」の守り本尊と伝えられている「岩船地蔵堂」(④「点心庵」から徒歩約15分)

点心庵でお腹を満たしたら、亀ヶ谷坂切通しを通り歴史ある地蔵堂を目指します。

住宅街に佇む、こちらの建物は「岩船地蔵堂」。
こちらには、源頼朝の娘、大姫(おおひめ)の守り本尊と伝わるお地蔵様が祀られています。

大姫は、人質として鎌倉に来ていた木曽義仲の息子 義高に想いを寄せますが、
元暦元年(1184年)頼朝の命により、木曽義仲が追討されると人質であった義高も命を落としました。

その後、義高の死を深く悲しんだ大姫は、二十歳という若さでこの世を去りました。

鎌倉時代の歴史書「北条九代記」には、大姫の死を悼む、北条・三浦・梶原ら
多くの武将が、この地に大姫の亡骸を運んだと記されています。

⑥13:00 源頼朝像のある緑豊かな「源氏山公園」へ!(⑤「岩船地蔵堂」から徒歩約10分)

続いては、鎌倉七切通しの一つ「仮粧坂(けわいざか)切通し」を通り、源氏山公園を目指します。

仮粧坂を上り、源氏山公園案内板から1分ほど歩いていくと、、、源氏山公園に到着!

源氏山は、英勝寺と寿福寺の裏に位置する山で平安時代後期に起きた「後三年の役」の際、
源頼朝の祖先にあたる「八幡太郎義家」が、山の上に白旗を立て戦勝祈願をしたと伝えられています。

頼朝の大きな像が建つ、緑豊かな源氏山公園を散策し、リフレッシュしました♪

お散歩を楽しむマメ知識
仮粧坂(けわいざか)切通し

「仮粧坂切通し」は、鎌倉七切通しの一つです。 険しい坂道ですが、藤沢から武蔵に通じる重要な道で鎌倉幕府を滅亡に追い込んだ、 新田義貞が攻め入った際にもここに軍の主力を向け、激戦地となったと伝えられています。 現在では、桜や紅葉の名所としても知られています。

⑦13:45 閑静な住宅街に佇む、源頼朝ゆかりの「佐助稲荷神社」へ(⑥「源氏山公園」から徒歩約15分)

銭洗弁天と鎌倉の大仏の中間に位置する「佐助稲荷神社」は、源頼朝ゆかりの神社です。
「鎌倉の隠れ里」と言われる地にあり、参道には49基の美しい朱色の鳥居がずらりと並んでいます。

-佐助稲荷神社の歴史-

頼朝が病気にかかり眠っていると「かくれ里の稲荷」と名乗る翁が夢枕に立ち、平家挙兵を促したそうです。
そして頼朝は1180年8月に北条氏など東部の武士と協力し平家打倒の挙兵に踏み切ったのでした。
その後、建久年間に頼朝が畠山重忠に命じて「かくれ里の祠」を探し当て、神社を再建させたと伝えられています。

頼朝は若い頃、佐殿(すけどの)と呼ばれており、その佐殿を助けたことから、佐助稲荷神社と言われています。

凛とした空気が流れる佐助稲荷神社の境内で、当時の歴史にふれながら、のんびりと散策を楽しみました。

お散歩を楽しむマメ知識
佐助稲荷神社は、別名「出世稲荷」

源頼朝が旗揚げののち征夷大将軍までのぼりつめたことから、 別名「出世稲荷」と呼ばれ、いまでも多くの参拝客が訪れています。

⑧14:20 鎌倉の歴史について学ぶことができる「鎌倉歴史文化交流館」へ(⑦「佐助稲荷神社」から徒歩約15分)

鎌倉歴史文化交流館の建つ場所は、無量寺谷(むりょうじがやつ)と呼ばれています。

源頼朝を支え続けてきた側近、安達盛長をはじめとする安達氏の菩提寺・無量寿院(むりょうじゅいん)や
甘縄(あまなわ)の邸宅がこの近辺にあったと伝えられています。

平成14年の発掘調査で、鎌倉歴史文化交流館別館の地下から池の跡が発掘され、
その後、場所を移動し展示しています。

池の中からは大量の土器が見つかったほか、近くには、建物跡も発見されました。
調査の結果、池の跡は、鎌倉時代後期のものと推定されています。

「鎌倉歴史文化交流館」では、源頼朝を支えた北条氏にまつわる貴重な資料を展示する
企画展も開催されており、当時の歴史を学ぶことができました!

⑨15:30 ゴールの「鎌倉駅 西口」へ到着!お疲れ様でした♪(⑧「鎌倉歴史文化交流館」から徒歩約10分)

★「鎌倉歴史文化交流館」で開催中の企画展をご紹介!
~企画展「北条氏展vol.2 鎌倉武士の時代―幕府草創を支えた宿老たち」(6月11日まで)~

鎌倉市では現在、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に関連した様々な企画が行われていますが、
今回訪れた「鎌倉歴史文化交流館」でも、企画展「北条氏展vol.2 鎌倉武士の時代―幕府草創を支えた宿老たち」を開催中です!

2023年3月頃まで、テーマを変えながら、源頼朝を支えた北条氏にまつわる貴重な資料を展示しています。

HPなどで情報をチェックして、ご来館ください!

★鎌倉歴史文化交流館 https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/rekibun/koryukan.html
開館時間:午前10時~夕方4時
休館日:日曜・祝日・年末年始 ※展示替えの期間も休館となります

まとめ
今回はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地をめぐる散策コースの第3弾として、鎌倉市を訪れました!
鎌倉幕府初代征夷大将軍 源頼朝や梶原景時、畠山重忠などのゆかりの地をめぐりながら、歴史散策を満喫しました♪
第1弾・第2弾の散策コースと合わせて、鎌倉の散策も楽しんでみてはいかがでしょうか?

※この記事は番組内容をもとに掲載しております
※掲載内容は、2022年6月OA(放送)当時の情報です。最新情報は、直接店舗にご確認ください

原 アンナ

かながわ らく楽ウォーキング レポーター紹介♪

原 アンナ 1985年8月21日生まれ
   

<経歴>

2007年度 ミス名城大学

2009年度 ミス・インターナショナルファイナリスト

2016年度 食のなでしこグランプリ受賞 3代目 マルハン イメージタレント

テレビ、ドラマ、CMを中心にマルチタレントとして活躍
しながらフードアナリスト・ナチュラルフードコーディネーター、メンタルケア相談士・ピアカウンセラーなど様々な資格を取得。

2012年より「かながわ らく楽ウォーキング」のレポーターを務める。

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