YCVチャンネルかながわ らく楽ウォーキング WEB版

【9月号】鎌倉時代から続く水の街。
歴史を楽しむウォーキングコース~横浜泉区エリア~
(2020年9月再放送)

【トータル歩数】
13016
【消費カロリー】
369キロカロリー

※歩数と消費カロリーは、目安です。

①10:00 横浜市営地下鉄ブルーライン「立場駅」を出発!
     木漏れ日がさす「中田中央公園」でいやしの森林浴♪(「立場駅」から徒歩約12分)

日の出発点「立場駅」は、横浜市営地下鉄ブルーラインに乗って横浜駅から約30分、湘南台駅から約5分。

住宅や畑が広がるのどかな道を進むと、大木に囲まれた自然豊かな「中田中央公園」があります。公園全体が木陰となり、暑い日でも涼しく散策が楽しめます。様々な種類の樹木や草花が生息し、春にはヤマザクラが花を咲かせるなど、四季折々の美しさが感じられる公園です。樹木について詳しく知りたい時は、案内板をチェック!QRコードを読み取ると樹木の特徴などが調べられてとても便利です♪

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です
お散歩を楽しむマメ知識
ホタルが集まる小川をめざして

地域住民の方々が協力して管理している園内の小川。 美しい水の景観を守っています。

②11:00 おいしそうな香りに誘われて…。「彩」でこだわりのお弁当をテイクアウト!(①中田中央公園から徒歩約15分)

県道22号を進み泉区役所方面へ向かうと見えてくるのが、地元の人気店「彩(いろどり)」。

今年で11年目を迎えたご家族3人で営まれるアットホームなお店で、さまざまな種類のお弁当やお総菜が購入できます。市販品は使わず、全て手づくり!添加物もほとんど入っていないためとても安心です。

今回いただいたのは「おまかせ弁当」。メインのおかずに煮物、卵焼きなどいろいろなお総菜が詰まっています。この日のメインは「鱈のポテト焼き」。日替わりでおかずが変わるのも楽しいですね!

これらの多彩なメニューは、板前経験のあるご主人が素材のおいしさを引き出しながら、一品一品丁寧に作っているそう。お年寄りやお子さまも安心して食べられるようにと魚の骨を抜いたり、唐揚げはこだわりのスパイスに一晩漬けこんだりと、下ごしらえにもきめ細やかな工夫がいっぱい。優しさのこもったお料理ばかりです。

③12:00 心温まる伝説が残る「第六天神社」で開運祈願。(②「彩」から徒歩約32分)

四ツ谷交差点の信号を渡ってすぐのところにある第六天神社は、鎌倉幕府が誕生するよりも前に創建されたといわれる古い歴史を持つ神社。神社の東側にある池は、かつて七福神の一人である弁天様が祀られており、ある伝説が語り継がれています。

それは「酒湧池(さかわくのいけ)伝説」。

孝行息子が池の水を樽に汲んで、病気の父親に飲ませたところ酒になり、それを知った村人が一儲けしようとして池の水をくみに行ったら ただの水になっていたという伝説だそうです。今も地元の人からは「酒湧池」と呼ばれて親しまれています。

散策のもう一つのポイントは境内まで続く長ーい階段。良い運動になりそうです!

お散歩を楽しむマメ知識
ランチは川辺で♪

神社へ向かう途中にある「和泉川」は泉区内を南北に流れる川。水遊びの広場や遊歩道が整備されています。 風を感じながら心地よく散策でき、ランチをするのもおススメです!

④12:45 お寺の中に神社?!水の街を見守り続ける「東泉寺」を散策。(③第六天神社から徒歩約14分)

和泉川を渡って湘南台駅方面へ進むと見えてくる、風情ある立派な門構えのお寺。ここ東泉寺はおよそ400年前に川の氾濫で大きな被害を受け、境川近くからこの地に移転されたと伝えられています。今回は住職に境内を案内していただきました。

薬師堂は鎌倉時代に建てられた歴史あるお堂。当時の幕府御家人、飯田五郎家義がこの周辺の土地を治めていた頃に薬師様を鎌倉から運び祀られました。薬師様は病気治癒や武運を司る存在ですが、災害時にも信仰を集めていました。また、新型コロナウィルスが流行した番組放送当時(2020年)は薬師様のご加護が得られるようにと、お堂には薬師様と薬師様を守る神様(12神将)が祀られていました。

ちなみに、12神将の中でリーダー的存在の金比羅様は水難の神様。川の氾濫を沈めてくれるよう、堂の奥には金比羅神社が併設されました。神社があるお寺とは、とっても珍しいですね。

⑤13:30 街を守る水の公園「県立境川遊水地公園」で豊かな生態系を観察!(④東泉寺から徒歩約13分)

境川沿いの3つの遊水地からなる「県立境川遊水地公園」は泉区、戸塚区、藤沢市にまたがる広大な公園です。「遊水地」とは、洪水などの水害から街を守るため川が氾濫した際に水を溜める場所。ふだんは水辺の公園として地元の人々に親しまれています。

園内にあるビオトープではさまざまな生き物が共存し、豊かな生態系を育んでいます。動植物保護のため中に立ち入ることはできませんが、遊歩道からは珍しい野鳥などが観察できます。

お散歩を楽しむマメ知識
公園のランドマーク「鷺舞橋(さぎまいばし)」

鷺が羽根を広げたような美しいデザイン。斜めに伸びた一本の柱からケーブルで支える珍しい構造です。

⑥神奈中バス「元木バス停」に到着。おつかれさまでした!(⑤県立境川遊水地公園から徒歩約1分)

ちょっと足をのばして街のお風呂屋さんでリフレッシュ! ~栄湯湘南館~
(小田急江ノ島線「六会日大前駅」から徒歩約1分)

湘南台駅から1駅、六会日大前駅からすぐの場所にある「栄湯湘南館」は、3代に渡って続く地元ではおなじみの銭湯。こちらのお湯は井戸から汲んだ水。薪を燃やして温められたお湯が体を芯から温めてくれます。

清潔感のある大浴場は広々としたくつろぎの空間。心地よい刺激を与える「電気風呂」や、ほどよい水圧で体を癒す「寝風呂」などもあり、お湯のマッサージが体を優しくほぐしてくれます。

そして、人気は露天の「岩風呂」。銭湯のイメージとは少し違う雰囲気です。開放感いっぱいで春には桜も楽しめるとか。四季の移ろいを感じながら日々の疲れが癒せる贅沢な空間です!

まとめ
川辺の美しい景観と共に、水にまつわる歴史と伝説が残る「水の街」の散策コース。お弁当片手に気ままに歩きたくなりました!
自然豊かな場所は空気も新鮮。思いっきり深呼吸すれば、心も体もリフレッシュできそうですね。

※この記事は2020年9月に掲載した内容を一部更新し、再掲載しております
※掲載内容は、2020年9月OA(放送)当時の情報です。最新情報は、直接店舗にご確認ください。

原 アンナ

かながわ らく楽ウォーキング レポーター紹介♪

原 アンナ 1985年8月21日生まれ
   

<経歴>

2007年度 ミス名城大学

2009年度 ミス・インターナショナルファイナリスト

2016年度 食のなでしこグランプリ受賞 3代目 マルハン イメージタレント

テレビ、ドラマ、CMを中心にマルチタレントとして活躍
しながらフードアナリスト・ナチュラルフードコーディネーター、メンタルケア相談士・ピアカウンセラーなど様々な資格を取得。

2012年より「かながわ らく楽ウォーキング」のレポーターを務める。

YCVチャンネルでは「かながわ らく楽ウォーキング」の他にも「地域情報便 じもっと!!」、「地域発信バラエティー のんビリー行こう」、「テレミン体操で元気だミン!」など
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