YCVチャンネルかながわ らく楽ウォーキング WEB版
【4・5月号】
鎌倉時代から湯治場として親しまれる「芦之湯」エリアを訪れます。
箱根の山々に囲まれ、池や滝など幻想的な風景、史跡などの文化的遺産を満喫!
歴史・グルメ・温泉を満喫する春の箱根路、爽快散策コースです。
~箱根 芦之湯エリア~
6090歩
【消費カロリー】
176キロカロリー
※歩数と消費カロリーは、目安です。
①10:00 「双子茶屋バス停」から散策へ出発!
小田急線・箱根湯本駅から、バスでおよそ30分。
「双子茶屋バス停」を出発して、芦之湯エリアの散策へ出発!
★今回より、新たに高野桃子をリポーターに迎え、神奈川の街の魅力をたっぷりお伝えします!
②10:10 山々に囲まれた、静かで美しい「精進池」へ(①「双子茶屋バス停」から徒歩約7分)
双子茶屋バス停を出発して、国道1号を芦之湯方面へ向かい「元箱根石仏・石塔群」の看板を目印に奥に進んでいくと、山々に囲まれた美しい池が見えてきます!
こちらの池は「精進池(しょうじんがいけ)」です。
若い村人、庄治(しょうじ)と大蛇の化身である女性との悲恋の伝説が残されており、その「庄治」の名から「精進池(しょうじんがいけ)」と、呼ばれるようになったとも言われています。
そして、池のむこうには箱根のシンボル「駒ヶ岳」を望むことができます。
大自然が体感できる絶景スポットですね!
③10:15 岩肌に彫られた巨大な石仏を間近で!「元箱根石仏群」へ(②「精進池」から徒歩すぐ)
続いて、国道1号の下を抜けるトンネルを通り、階段を上っていくと、、、
元箱根磨崖仏である大きな地蔵菩薩「六道地蔵(ろくどうじぞう)」が見えてきます。
こちらは、巨大な岩に掘られた坐像で、高さは3メートル以上もあります。六道地蔵は、今から700年以上前の鎌倉時代に作られたと言われており、昭和49年に国の重要文化財に指定されました。
そして、一つの大きな岩に掘られた「二十五菩薩」も見ることができます。
かつて、このあたりは箱根越えの難所として知られ、火山活動による荒れた地形や厳しい気候から、人々に「地獄」として恐れられていました。そのため、鎌倉時代の終わりから室町時代にかけ、旅人の安全を祈って地蔵菩薩などが数多く祀られたと言われています。
④11:00 江戸時代の創業!芦之湯エリアの老舗旅館「きのくにや旅館」へ(③「元箱根石仏群」から徒歩約15分)
「元箱根石仏群」から再び国道1号を歩き、芦之湯方面へ向かいます。
「きのくにや旅館」の看板から1分ほど歩くと、、、温泉スタンドが見えてきました!
こちらの温泉スタンドでは、湧き出る硫黄泉を汲むことができます。
自宅の浴槽にこちらの硫黄泉を入れ、お湯を継ぎ足すことで自宅で気軽に温泉気分が楽しめますよ♪20リットル500円。24時間いつでも汲むことができます。
そして、温泉スタンドの向かい側にあるのが「きのくにや旅館」です。
きのくにや旅館は、今から300年以上前、江戸時代中頃の1715年に創業。
箱根の名湯の一つとして知られる「芦之湯」の老舗旅館として多くの観光客に親しまれてきました。
旅館の向かいに建つ貸切風呂「正徳(しょうとく)」では、日帰り入浴も楽しむことができます。
お湯は箱根では珍しい、乳白色のお湯が特徴の単純硫黄泉。源泉の温度は、36.9度とややぬるめで、すぐ隣にある源泉から直接湯船へお湯を引いています。お湯を加えたり、温めたりせず、源泉掛け流しの温泉が堪能できます。
美肌の湯としても知られる人気の温泉です。
正徳の浴室には、お湯が透明な弱アルカリ性の湯船もあります。
こちらも、もちろん、源泉掛け流し!同時に2種類の温泉が楽しめる贅沢なお風呂です。
今回は、桃子さんも「きのくにや旅館」の温泉を満喫してきましたよ!
★きのくにや旅館のそばにある、江戸時代の雰囲気を残す「東光庵」では、毎週日曜日に「坐禅体験」が行われています。さらに、尺八奏者・工藤煉山(くどうれんざん)さんによる生演奏も披露。坐禅で心を清め、尺八の音に耳を傾ける、、、風情漂う空間で身も心も癒されます。
- お散歩を楽しむマメ知識
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著名人にも愛された「きのくにや旅館」
「荒城の月」「花」など日本を代表する作曲家の一人「滝廉太郎」は、療養中に訪れたきのくにや旅館で、名曲「箱根八里」を作曲したと伝えられています。ほかにも、幕末に活躍した勝海舟や明治天皇、美空ひばりなどが訪れ温泉で英気を養ったそうです。
⑤12:00 ユニークな美術館で世界の作品を鑑賞!「箱根ドールハウス美術館」へ(④「きのくにや旅館」から徒歩約4分)
とんがり屋根とドーム状の建物が目印の「箱根ドールハウス美術館」。
こちらの施設は、ミニチュアの建物「ドールハウス」の美術館です。
世界2大コレクションと言われる、イギリスのドールハウス収集の草分け「ヴィヴィアン・グリーン」のコレクションや、アメリカのモッツファミリーが収集・製作した「モッツコレクション」をはじめ、館長の新美康明さんが世界中から集めた100点以上のコレクションを展示しています。
どの作品も細部まで表現されており、桃子さんも夢中で鑑賞していましたよ。
遊び心をくすぐる、ドールハウスの世界を堪能することができました!
★開館時間:午前10時~午後5時30分(毎週火曜日は休館)
★施設内にはカフェも併設されており、散策の途中に少し一休みするのにもオススメです♪
- お散歩を楽しむマメ知識
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知られざるドールハウスの世界!
ドールハウスは、ドイツの侯爵が娘の情操教育のために製作したのが始まりと言われているそう。 1886年当時、イギリスではガラス税があり、なんと!ガラスで作られたドールハウスの窓にも税金がかかっていたそうです。 どれもお金や時間をかけて作られた貴重な作品ですね。
⑥13:40 箱根の山あいにある、隠れ家的お店「お山の食事 たきの家」へ(⑤「箱根ドールハウス美術館」から徒歩約35分)
ミニチュアの世界を楽しんだら、さらに国道1号をのぼり、小涌谷方面へ向かいます。
箱根の山あいにある「お山の食事 たきの家」は、先代のお父様から引き継いだ娘さん2人とお母さんの親子3人で営むアットホームなお店。ジビエ料理をはじめ国産の食材にこだわった定食がいただけます。今回は先代のレシピを引き継いだ、箱根山麓豚(はこねさんろくとん)のポークカレーライスをいただきました!
箱根山麓の清らかな地下水と豊かな自然の中で育てられた「箱根山麓豚」は甘味が特徴なのだそうです。
箱根の老舗ホテル「富士屋ホテル」のレシピを参考に先代が作り上げた、カレールーとの相性もピッタリ!
さらに、今回は小田原で水揚げされた新鮮なアジフライ定食もいただき、桃子さんも大満足でした♪
春には箱根で採れた山菜を使ったお料理などもあるそうですよ。
ぜひ、散策の途中に立ち寄ってみてくださいね!
⑥14:30 ゴールの「笛塚バス停」に到着!お疲れ様でした♪
散策もっと楽しみたい!という方は…
~大自然を満喫!飛龍の滝~
今回は、大自然を体感することができる「飛龍の滝」をご紹介します!
国道1号沿いの湯坂路入口バス停から、歩いて1分ほどの場所にある脇道を入り、散策道を進みます。
箱根の大自然を満喫しながら森の中を進み、案内板を目印に畑宿方面へ向かいます。
20分ほど山道を歩き、、、、岩場を辿ると、、、、ついに「飛龍の滝」に到着!
上段15m、下段25m 、2段に分かれて流れ落ちる迫力の滝です。
「龍が飛びあがる」かのような形から、飛龍の滝と名付けられたと伝わっています。
鎌倉時代には箱根権現信仰の修行者が、この滝に打たれて身を清めたと言われています。
- まとめ
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今回は、足柄下郡 箱根町の芦之湯エリアを訪れました!
大自然を満喫したり、美術館や史跡などバラエティに富んだスポットを楽しみました!
高野桃子さんの初散策、たっぷり歩いて、美味しいお料理もいただき、大満足のコースでしたね。
みなさんも、春の散策に出かけてみてくださいね♪
※掲載内容は、2024年4月OA(放送)当時の情報です。最新情報は、直接店舗にご確認ください。
かながわ らく楽ウォーキング レポーター紹介♪
高野 桃子(たかの ももこ)
誕生日/6月22日
出身地/栃木県
趣味・特技/旅行、フラワーアレンジメント、動物・昆虫・爬虫類好きなど
資格/フラワーアレンジメントデザイナー、温泉ソムリエ、世界遺産検定 2 級など
詳しい施設情報はこちら↓↓↓
2024年4.5月放送 (#205)箱根・芦之湯周辺
過去記事はこちら↓↓↓
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