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横浜の赤レンガ倉庫で毎年開催されている「横浜オクトーバーフェスト」は、ドイツのおいしいビールやフードを満喫できる大人気のイベントです。
本記事では、初めての方必見の横浜オクトーバーフェストの特徴や魅力について詳しくご紹介します。
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オクトーバーフェストとは?

オクトーバーフェストは、ドイツ・バイエルン州ミュンヘンで9月中旬〜10月上旬に約16日間開催される世界最大級のビール祭りです。
ドイツの本会場テレージエンヴィーゼは、東京ドーム約9個分もの広さで、毎年600万人以上の参加者が訪れ、700万リットル以上のビールが消費されます。
オクトーバーフェストの由来
オクトーバーフェストの起源は、1810年に皇太子ルードヴィヒと王女テレーゼの結婚式を祝い、緑地で競馬やビールが振る舞われたのが最初だと言われています。オクトーバーと言われているため、10月のお祭りというイメージが持たれがちですが、実際は毎年9月中旬から10月上旬まで開催されるのが一般的です。
オクトーバーと呼ばれているのは、起源となっている皇太子の結婚祝いが10月だったからだとされています。また、10月に新しくビールを仕込むために、中身の入った樽を開けなければならず、9月中旬から開催されるようになったとも言われています。
本場ミュンヘンでは、市長がビール樽を開けて「O’zapft is!(樽が開いたぞ!)」と叫び、オクトーバーフェストを始める伝統があります。
日本初は横浜で!日本とオクトーバーフェストとの関係
日本では、2003年に横浜赤レンガ倉庫で初開催されたのがオクトーバーフェストの始まりです。横浜で第1回が催されて以来、全国各地で開催されており、ドイツのビールと文化を体験するイベントとして定着していきました。
今では東京や福岡、仙台など全国各地で開催されるようになり、2016年には、全9会場で延べ46万人も参加するほど大規模なイベントになりました。
また、春に開催する会場もあり、時期を問わず、より多くの方が楽しめるよう時代とともに変化しています。
横浜がオクトーバーフェストにぴったりな訳

横浜は、1859年の開港以来、日本の中でいち早く西洋文化を受け入れてきた港町です。幕末から明治にかけて外国人居留地が設置され、ドイツを含むヨーロッパ各国との貿易を通じて多様な食文化や建築、音楽が根付いていきました。
横浜オクトーバーフェストの会場になっている赤レンガ倉庫は、明治政府がドイツ式のレンガ建築技術を導入して建てたものです。
そのため、ドイツの伝統文化を再現するのには最適なロケーションとも言えます。

さらに開催中は、本場ミュンヘンのオクトーバーフェストと連携し、公式の輸入ビールや民族音楽団を招いてイベントを盛り上げます。
赤レンガ倉庫での横浜オクトーバーフェストは、日本とドイツの文化交流が産んだイベントとして20年以上もの間、多くの方々に愛され続けてきました。
オクトーバーフェストの楽しみ方

オクトーバーフェストの醍醐味は、青空の下でおいしい料理とビールを楽しめることです。また、ドイツの伝統的な踊りや音楽に触れて、異国情緒溢れる雰囲気を楽しむこともできます。ここでは、オクトーバーフェストをより深く楽しむ方法をご紹介します。
ビールを楽しむ

ドイツでは、この祭りのために「フェストビア」という特別なビールが醸造されます。アルコール度数はやや高めで、麦芽のコクと飲みやすさを兼ね備えた味わいが特徴的です。
ドイツには、1516年に定められた「ビール純粋令」という世界最古の食品法があります。
この法律には「ビールを醸造する際には麦芽・ホップ・酵母・水だけで造らなければいけない」と記載されており、500年以上も変わらず高品質なビールを造り続けているのです。日本のオクトーバーフェストでは、法律によって守られ続けた伝統の味が楽しめます。
ドイツ料理を楽しむ

オクトーバーフェストで出されるドイツの伝統料理は、ビールと並ぶ大人気の商品です。名物の「ソーセージ」は、肉の旨みがギュッと濃縮されて、ビールとの相性抜群。
塩気のある「プレッツェル」や、豚のすね肉をじっくり煮込んだ「アイスバイン」が定番です。ドイツ料理は、どれも味がしっかりしていて、ビールの旨みを引き立ててくれます。
歌や踊りを楽しむ

オクトーバーフェストは、ビールや料理だけでなく、音楽と踊りでドイツの伝統文化を感じられるのも大きな魅力です。
会場では、ドイツから呼び寄せたブラスバンドが「乾杯の歌(Ein Prosit)」の曲を生演奏し、みんなでグラスを掲げて「プロースト!」の掛け声をします。すると自然と手拍子が起き、音楽にあわせて踊り出す人も出てきて、会場全体がひとつになるような高揚感が味わえます。

ドイツ語の歌詞がわからなくてもまったく問題ありません。(バンドによってはポピュラーな曲も演奏してくれます。)
日本で暮らしていると味わえない熱気や、非日常な空間を楽しめます。
オクトーバーフェストの注意点
オクトーバーフェストは、日本のお祭りと少しだけ異なるルールがあります。
そのため、事前に特徴を知っておくと、ストレスなく楽しめるでしょう。
ここでは、初めて行く方は必見!オクトーバーフェストの注意点について詳しく解説します。
ドリンクとフードはセルフサービス

オクトーバーフェストでは、フードやドリンクはセルフサービスで、会場内のブースやカウンターで購入し、空いている席に運びます。
なお、混雑時にはフードとドリンク購入後の席確保が難しいこともあるので、グループの場合は分担して行動するのもおすすめです。
グラスはデポジット制

オクトーバーフェストでは、基本的にビールを提供するジョッキがデポジット制になっています。デポジット制とは、グラス代として最初に一定額の預かり金(デポジット)を支払い、返却時にその金額が戻ってくる仕組みのことです。
グラスを持ち帰ったり破損したりした場合は返金されないため、取り扱いには注意しましょう。
日本でもこのシステムが採用されており、環境保護やグラスを管理するために必要なルールです。かわいいデザインのグラスもあるため記念品として欲しくなりますが、勝手に持ち帰ってはいけません。
別途会場限定のグッズを案内しているブースもあるため、そちらもチェックしてみましょう。
横浜の人だけが知っているオクトーバーフェストのマル秘情報

オクトーバーフェストを最大限に楽しむなら、ピーク時間帯を避けられる時間帯に足を運ぶのがおすすめです。平日の夕方16時ごろまで、土日はお昼前に行くと、混雑を避けられます。
テーブルも、別途料金を払い予約で押さえておけるものと、フリーで使えるものが用意されていますので、行く人数やメンバー等で事前にどう動くか決めておくことも大事です。
屋内だけでなく、屋外でももちろん楽しめますので、潮風に当たりながらビールが飲めるのは、横浜でのオクトーバーフェストの魅力の一つかもしれません。

ビールは決められた場所でしか提供されないため、ピーク時にはブースの前が混雑しがち。
長い列ができることもあるため、事前に人気メニューや販売場所をチェックして、買いに行く出店や、席を立つタイミングを考えておきましょう。
お店はたくさんありますが、やはりたくさんの人が並ぶため思うように購入できないのも事実。「これだけは押さえたい!」というメニューを、公式で出されている情報でチェックしておくのがポイントです!
赤レンガ倉庫の公式サイトはこちら

また、オクトーバーフェストは、ビールを飲み慣れていない方でも十分楽しめます。
フルーツを使用した飲みやすいビールから、豊富なノンアルコールドリンク、ワインやハイボールも!
例年、和梨や桃などを使った、会場でしか飲めないフレッシュなビールも提供されています。
本場ドイツのおいしい料理と、ハイボールやレモンサワーなどの他のお酒を楽しみながら、オクトーバーフェスト独特の雰囲気を楽しんでみてください。

なお、オクトーバーフェストの会場である赤レンガ倉庫は海のすぐ側のため、9月末からの開催といえども寒さ対策は必須です。
特に夜に訪れる場合は、カーディガンなど上に羽織れる服を持っていくようにしましょう。
横浜赤レンガ倉庫でオクトーバーフェストを満喫しよう
横浜赤レンガ倉庫で毎年開催されるオクトーバーフェストは、ドイツの伝統文化を体験できる秋の風物詩として長年愛されてきました。
歴史ある醸造所の公式ビールをはじめ、現地さながらのグルメや民族音楽のライブ演奏など、五感でドイツを満喫できます。
ビール好きな方も、本場ドイツの雰囲気を味わいたい方も、ぜひ一度足を運んでみてください。
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