YCVチャンネルかながわ らく楽ウォーキング WEB版

【3月号】
自然豊かな多摩川沿いを心地よい風を感じながらのんびり歩き、
こだわりの地元グルメや、知る人ぞ知る桜の名所をめぐる春の爽快散策コース!
~多摩川周辺(川崎市多摩区)~

【トータル歩数】
10902
【消費カロリー】
308キロカロリー

※歩数と消費カロリーは、目安です。

①10:00 JR「登戸駅」から散策へ出発!

今回の「かながわらく楽ウォーキング」は、川崎市多摩区 多摩川周辺を訪れます。

JR「登戸駅」から、春の風を感じる多摩川沿いの散策コースへ出発です!

★登戸駅は、「JR南武線」「小田急小田原線」が乗り入れる駅です

②10:05 さっそく、駅からほど近い「多摩川」沿いへ!(①「JR登戸駅」から徒歩約3分)

「JR登戸駅」多摩川口を出発した原さん。
街中を抜け、まずは、多摩川沿いへ!

多摩川は、山梨県の笠取山を水源とし、東京・神奈川を流れて、東京湾へと注ぐ全長138キロの一級河川です。
「川崎」の地名の由来は、一説によると、「多摩さき」であることから 「川崎」と呼ばれるようになったと言われています。

お散歩を楽しむマメ知識
小田急線を間近で!

多摩川沿いを少し進むと、小田急線が通る「多摩川橋梁」に差し掛かります。 河川敷(かせんしき)の遊歩道から、小田急線の電車を間近に眺めることができる絶景スポットです!

②多摩川沿い散策 ~「多摩水道橋」~

川崎市多摩区と東京・狛江市をつなぐ「多摩水道橋」。
現在の橋は、平成に入ってから、架け替えられたものですが、それまで使われていた「旧多摩水道橋」の名残りが橋のすぐそばの公園に残っています。

昭和28年に完成した「旧多摩水道橋」は、川崎市内の浄水場から東京都内へ 水を供給するための「水道橋」として、長きにわたり重要な役割を担ってきました。
「かながわの橋100選」の1つでもあった「旧多摩水道橋」は、全長およそ356メートル。
骨組みを三角形に組み合わせた「トラス橋」という強度の高い構造で作られており、その一部が、現在も園内に展示されています。

 

お散歩を楽しむマメ知識
公園に残る旧多摩水道橋の名残り

橋のすぐそばの公園には、旧多摩水道橋の街灯もありました。 散策の途中に立ち寄ってみてくださいね!

②10:35 多摩川にまだ橋のない時代、川を横断する手段として活躍した渡し場「中野島の渡し」へ(①「JR登戸駅」から徒歩約35分)

その昔、多摩川にまだ橋のない時代に川を横断する手段として「渡し船」がありました。
「渡船(とせん)」と呼ばれたその船は、人々や物資を運ぶ重要な交通手段でした。

こちらの「中野島の渡し」は、明治18年に開設。
当時、この辺りは、田畑が広がっていたため、対岸の畑に出かける際も「渡船」で移動したそうです。
また、中野島周辺で出荷された梨や桃などの作物の運搬にも活躍し、人々の生活はもとより東京近郊の経済を支えていました。

やがて、多摩川に次々と橋が開通すると「渡し船」はその役目を終え、中野島の渡しも、昭和10年頃に運行を終了しました。

③11:00 長きに渡り住民の心のよりどころとして鎮座する「中野島稲荷神社」へ(②「中野島の渡し」から徒歩約15分)

多摩川沿いから、続いては街の散策へ!
「中野島中学校入口」の信号を右へ曲がり、住宅街を歩きます。

路地を入りさらに1分ほど歩くと、閑静な住宅街の中に佇む 「中野島稲荷神社」があります。
創建された詳しい年代は不明とされていますが、昔の資料によると江戸時代中頃には、この地に建てられていたそうです。

本殿には、穀物の神様・倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ)と、学業の神様・菅原道真公(すがわらのみちざねこう)が 祀られています。
そして、こちらの「中野島稲荷神社」には、境内にたくさんの祠があります。
洪水から守るために祀られた「川除稲荷社」は、元々多摩川沿いに祀られていたそうですが、堤防の拡幅に伴いこちらに移されました。
そのほか、地震や火事などの災いから身を守るために祀られた祠など、各地から集まってきた祠が数多く祀られています。

★原さんも、しっかりお参りしてきましたよ!どんな願い事をしたのでしょうか…

④11:30 桜の名所としても知られる「二ヶ領用水」へ(③「中野島稲荷神社」から徒歩約5分)

中野島稲荷神社でお参りをした後は、水路沿いの遊歩道を歩きます。

中野島稲荷神社から5分ほど。住宅街に流れる小川がありました。こちらは「二ヶ領用水(にかりょうようすい)」です。
「二ヶ領用水」は、江戸時代の初期に作られた人工用水で、この地域の田畑に水を行き渡らせることで、街の農業の発展に寄与してきました。
多摩川から引き込んだ水が、全長32キロに渡って流れています。

また、二ヶ領用水沿いには、桜の木が植えられている場所が多くあり、特に宿河原付近は桜の名所としても知られています。

お散歩を楽しむマメ知識
多摩川沿いに整備された「かわさき多摩川ふれあいロード」

このあたりは、川のすぐそばを遊歩道が通る絶景ロケーション。 間近で「多摩川」を眺めながら散策を楽しむことができます。

⑤11:45 隠れ家的なお店「欧州食堂 城(きづき)」へ(④「多摩川沿い」から徒歩約15分)

続いては、駅前の商店街から少し外れた、三沢川沿いの隠れ家的なお店「欧州食堂 城(きづき)」へ。

店内へ入ると、、、ショーケースには、気軽にフレンチを味わってほしいとの思いの詰まった店主の手作りお惣菜がずらり!
ラザニアやキッシュなど野菜をたっぷり使用するところが、店主のこだわりです。テイクアウトすることもできますよ♪

こちらのお店は、店主一人で営んでいます。
仕事をしながら料理の専門学校へ通い、その後、カフェやフレンチレストランなどで修行。2017年に、こちらのお店をオープンしました。

古民家を改装した小さなお店は、山小屋をイメージして、あえて天井の梁を見せたり、階段の手すりをロープすにするなど、アイデアが詰まった設計です。

現在は、地元の皆さんの憩いの場として親しまれています。

お散歩を楽しむマメ知識
店主こだわりのランチメニュー♪

今回番組では、2階のカフェスペースで「チキンソテーのワンプレートランチ」をいただきました!お皿の上には、サラダやソテーなど豊富な種類の野菜が並びます。 トマトとバジルさらに春菊を使ったソースがかかった焼き立てのチキンソテーや、カリフラワーのスープ、さらに、ひよこ豆をペースト状にした中東や地中海地域の伝統的な家庭料理「フムス」など大満足のランチでした♪

⑥12:45 稲田堤で唯一のクラフトビール醸造所「稲田堤麦酒醸造所」へ(⑤「欧州食堂 城」から徒歩約8分)*撮影のため営業開始前にお伺いしています

美味しいランチをいただいた原さん。続いては、県道9号をJR中野島駅方面へ向かいます。

ガラス張りのお店は「稲田堤麦酒醸造所」。通称・稲麦(いなばく)です。
こちらは、稲田堤で唯一のクラフトビール醸造所で、オリジナルのビールをいただくことができます。

まずは、お店の定番商品「稲麦エール」から。続いてはお店のキャラクター「カッパ」の名前がついた「稲田の白ガッパ」を いただきます。
「カッパ」イラストは、店主をイメージして描かれたものだそうですよ。
他にも、チョコ風味のビールや地元の果物を使ったビールなど、季節によって新作クラフトビールを醸造しており、常時5種類ほどのオリジナルビールを味わうことができます♪

【営業時間】
17:00~22:30
毎週月曜定休

⑦13:40 JR「稲田堤駅」に到着!お疲れ様でした♪(⑤「稲田堤麦酒醸造所」から徒歩約8分)

散策の疲れを癒したい!という方は… 
~狛江湯~
(小田急小田原線 「狛江駅」から徒歩約3分)

今回はちょっと足を伸ばして、小田急小田原線 登戸駅の2つ隣の「狛江駅」から歩いて3分ほどのところにある「狛江湯」をご紹介します。

昭和30年創業。70年近くにわたり、地元の人たちに愛されている狛江湯は、2023年4月に、リニューアルオープンしました。
懐かしさを感じさせる落ち着いた空間で、お風呂のお湯にはミネラル豊富な「狛江の天然水」を使用しています。

★「あつ湯」
温度は、およそ42度。やや熱めのお湯に少し浸かるだけで、体の芯までしっかり温まります。
★「ジェットバス」
噴射するお湯で体をほぐし、心地よい刺激で日々の疲れを癒してくれます。
★「炭酸泉」
こちらのお湯は、高濃度の炭酸泉を使用しています。
炭酸泉は、新陳代謝が促進され体感温度がアップすると言われているそうです。
お湯の温度は、炭酸泉が最も効果を発揮すると言われるおよそ38度と、ややぬるめの設定。
体に負担をかけず、温かく入浴することができますよ。肌全体を気泡がつつみこみ、原さんも全身ぽかぽかになりました!

さらに、狛江湯にはサウナも完備!自動で水が注がれる、オートロウリュにより、サウナ室の温度と湿度が、常に良好なコンディションに保たれています。
座面の板には、国産のヒノキを使用し、壁には、輻射熱効果の高い麦飯石(ばくはんせき)を使用しています。サウナーも満足のこだわりの空間ですね♪

お散歩を楽しむマメ知識
お風呂上りに一休み…

狛江湯には、カフェバーも併設されています! お風呂上がりに、一休みして散策の疲れを癒すのもオススメです♪
まとめ
今回は川崎市多摩区「多摩川周辺」を訪れました。ゆったりのんびり多摩川沿いを歩き、多摩川の歴史にふれ、
街中の散策では由緒ある神社を訪れ、店主こだわりのランチやクラフトビールを堪能しました♪
春の風を感じながら、いつもよりたっぷりウォーキングできる散策でした!皆さんもぜひ、出掛けてみてくださいね♪
★今回の散策で、沢山の神奈川の魅力を伝えてくれた原アンナさんが番組を卒業します。12年間応援ありがとうございました。★

※掲載内容は、2024年3月OA(放送)当時の情報です。最新情報は、直接店舗にご確認ください。

原 アンナ

かながわ らく楽ウォーキング レポーター紹介♪

原 アンナ 1985年8月21日生まれ
   

<経歴>

2007年度 ミス名城大学

2009年度 ミス・インターナショナルファイナリスト

2016年度 食のなでしこグランプリ受賞 3代目 マルハン イメージタレント

テレビ、ドラマ、CMを中心にマルチタレントとして活躍
しながらフードアナリスト・ナチュラルフードコーディネーター、メンタルケア相談士・ピアカウンセラーなど様々な資格を取得。

2012年より「かながわ らく楽ウォーキング」のレポーターを務める。

YCVチャンネルでは「かながわ らく楽ウォーキング」の他にも「地域情報便 じもっと!!」、「地域発信バラエティー のんビリー行こう」、「テレミン体操で元気だミン!」など
地元を紹介する番組や生活に役立つ番組がたくさん。知ればもっと好きになる!
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